2025.12.31てるギターノート
てるギターノートvol.18 見落としがちな右手の運指
みなさんのギターライフに役立つ情報をわかりやすく短い動画で発信しているYoutubeチャンネル「てるギターノート」の動画文字起こしです。

みなさん、こんにちは。今回のてるギターノートは練習が上手くいかない時に陥りやすい盲点について、そしてそれを改善するトレーニング法について解説します。
ギターでは右手と左手が違う動きをしていますが、みなさんはどちらの手を意識していますか?
多くの方は主に左手を主に意識しているのではないでしょうか。ギターでは、左手の方が動く範囲が大きく、複雑な動きをしているのでそれが自然だと思います。
ですので、上手くいかない原因が右手にあっても気づきにくいんです。右手の改善を意識したらびっくりするほど良くなった、という例もあります。みなさんも上手くいかない時には右手も確認してみてくださいね。

右手が上手くいかない原因は弦を渡る時にあることが多いです。
例えば1弦と2弦をimで交互に弾いてみます。1弦をmの指、2弦をiの指で弾いてみます。このような指使いを「順指」と言います。逆にしてみます。1弦をiの指、2弦をmの指で。このような指使いを「逆指」と言います。両方試してみてください。普通は純指の方が弾きやすいと思います。

無意識の内に逆指を使ってしまって、そこでミスが起きるのはよくあることです。それを順指に変えるだけで格段に弾きやすくなると思います。
とはいえ逆指を使わないといけない場面もあります。順指と逆指がどちらもスムーズに弾けるようになるのが理想です。
ここでは、逆指のトレーニング法をご紹介します。

2つご紹介しますが、1つ目は3連符の練習法です。
1弦と2弦を「①②①、①②①~」という風に弾いていきます。これを右手2本の指は交互に使うことによって、順指と逆指が交互に出てくることになります。1弦と2弦をmとiでやってみます。さらに3連符が3セットに1回アクセントをつけてやってみましょう。こうすると、アクセントをつける指も交互になります。
今の実演はアルアイレでやっていましたが、アポヤンドでやってみても良いですね。それから、違う指の組み合わせ、違う弦の組み合わせ、スピードを上げてみる、など色々試してみてください。

2つ目の練習法は3本の弦を渡る練習です。
3弦から1弦までを使います。「3弦2弦2弦1弦、1弦2弦2弦3弦」これを2本の指で交互に弾いていきます。
それではimでアポヤンドでやってみましょう。「3弦2弦2弦1弦、1弦2弦2弦3弦」。そうすると前半が順指、後半が逆指になります。
今度はmiの順番でやってみます。「3弦2弦2弦1弦、1弦2弦2弦3弦」。そうすると前半が逆指、後半が順指になります。
これはターレガの35のエチュードの8番・・・演奏・・・これの右手の動きと同じです。慣れてきたらこの練習をするのも良いかもしれません。また9番は4本の弦を渡る似たような練習が載っています。そちらにもトライしてみてくださいね。
順指と逆指、どちらもスムーズに出来るように練習してみてください。
今回紹介した2つの練習法はどちらも、右手の手の甲や手首がグラグラ動かないように気をつけてください。

さて、ここからはアフタートークです。今日は僕の好きな音楽についてお話したいと思います。
僕は流行には鈍感というか、みんなが良いって思ってるものを素直に良いって思わない、ちょっと斜に構えたところがありまして、基本「自分がやった音楽」がイコール「好きな音楽」です。
中学校2年生の時にクラシックギターを始めましたが、それまではクラシックは眠くなる退屈な音楽だと思っていました。それが自分でやってみたら、「あ、これも中々面白いな」と思いました。
高校生の頃、ヘヴィメタがすごい。好きな友達がいて良く聴かせてくれたんです。なんですけど、その時は「うるさいだけの音楽」と思っていたんです。が、専門学校に入ってバンドを組んで最初にやったのがヘヴィメタだったんですね。そしたら「あ、これもカッコイイじゃん」ってなりました。そして今では「自分の作る曲」、これが一番好きな曲です。もう1つのYoutubeチャンネル「コンポーザーギタリスト・瀬戸輝一」のチャンネルでは、オリジナル曲をたくさん紹介していますので良かったら見てみてください。
本日のてるギターノートはここまでです。「右手の見直ししてみる」という方は高評価をお願いします。チャンネル登録も忘れずに。
それでは皆さま、素敵なギターライフを♪

