2025.12.13てるギターノート
てるギターノートvol.16 練習の効率を上げる考え方
みなさんのギターライフに役立つ情報をわかりやすく短い動画で発信しているYoutubeチャンネル「てるギターノート」の動画文字起こしです。

みなさん、こんにちは。今回のてるギターノートは目的と手段についてお話します。
多くのみなさんは上達するために練習をしていると思います。

この場合、目的は上達。手段は練習です。この「目的」と「手段」をきちんと意識することで、同じ練習をしていてもより効率よく上達ができると思います。
さて、忙しかったりして中々練習時間が取れないと、練習することで満足してしまうってことありませんか?
そうなってしまうと、手段であったはずの練習が目的になってしまい、本来の目的である上達が達成できているかどうかはっきりしなくなってしまいます。また、弾かない期間が長くなってしまうと感覚が鈍ってしまうから弾いておこう、なんて時でもその忘れたくない感覚がどのようなものなのかきちんと意識をして練習した方がより効率的だと思います。
次に練習を深堀りしていきましょう。練習は「試行」「確認」「選択」の繰り返しです。

目的を意識しながらやってみる「試行」。目的が達成できたかどうかの「確認」。同じことを繰り返すのかやり方を変えるのかの「選択」。
ここでの目的は「上達」でした。それが実現できている、または実現できそうならば、そのままのやり方を続けていけば良いと思います。
ですが、「上達」が実現できていない場合はやり方や意識を変える必要があります。
その方法の一つとして、目的をさらに細かく設定していきます。
「上達」を具体的に考えてみると・・・例えば「覚えられていない」「ある部分でどうしてもミスをしてしまう」「テンポが不安定」など。これらを改善することで上達が実現すると思うのですが、今例に挙げた3つを実現するための手段、練習方法は同じではありませんよね?
とにかく回数を重ねることで、身体にその感覚を覚えさせるとか、すぐには成果が出ないけれども続けることで良くなっていくタイプの練習もありますが、そういう時でも何のためにそれをやっているのか理解できている方がモチベーションも保ちやすいですし、成果も出やすい。
ポイントは「確認」の部分で、試行が上手くいったのかそうでないかをきちんと判断できること、です。試行を繰り返す中で良い、悪いを判断し良い感覚を積み重ねていく。それによって何度やっても上手くいく=上達を達成できるはずです。しかし、その判断がはっきりしなければ上達するかどうかは運任せになってしまいます。
それから、ある目的を達成するために意識しなければならないテーマというのは複数あることがほとんどです。ですが、初めのうちはそのテーマを絞った方が良いです。AとB、2つのテーマがあるとして、Aを意識して練習する時にはBについては出来ていなくても目をつむる。またBを意識する時にはAは出来ていなくても構わない。最終的にそれらのテーマ全てをクリアする必要があるとしても、最初はテーマを絞って「確認」をわかりやすくして自分の中に良い感覚を積み重ねてくださいね。
最後にもう一つ。
くり返し練習していて上手くいっていない時は注意が必要です。上手くいかない身体の動きを身につける練習になってしまっているかもしれません。もしかすると、「練習しているのに上達しない」のはこんな状態に陥ってしまっている可能性があります。
では、今日のまとめ。
練習する時は「目的」と「手段」をしっかりと意識しましょう。そして、上手くいっていない時には「手段」の改善、目的の細分化・・・時には「目的」の変更・・・が必要です。
このチャンネルの練習方法を紹介する動画では必ず「目的」と「ポイント」を説明しています。それを意識して上達につなげてくださいね。
本日のてるギターノートはここまでです。「なるほど」と思った方は高評価をお願いします。チャンネル登録も忘れずに。

いつもだったらここで終わりなんですが、今回からアフタートークをしてみようと思います。
このチャンネルを作ろうと思った時から今回のこの内容の動画を作ろうと思っていました。ですが、台本を作っていても中々話がまとまらず、後回し後回しになって16本目になってしまいました。皆さんに内容がきちんと伝わっていると良いのですが・・・。たぶん、わかりにくいところもあると思いますので、ぜひコメントで質問して頂けたら嬉しいです。次回以降もこのアフタートークは続けていこうと思いますのでお楽しみに。
それでは皆さま、素敵なギターライフを♪

